【技術士二次口頭試験対策】受験態度・基本姿勢・回答の仕方の心得10則

技術士二次口頭試験

口頭試験は、「業務経歴」と「業務内容の詳細」について時間指定で求められるプレゼンテーション以外、試験官の質問に受験者が回答するかたちで進行します。口頭試験の合否は、受験者の回答内容が「技術士にふさわしいかどうか」で判断されますが、それだけではなく、受験者の態度、姿勢、及び回答の仕方についても「技術士にふさわしいかどうか」の評価に影響を与えます。  

これは、試験官が人間であり、AIではないため、感情はどうしても入り混じる性質があるからで、これらも含めて、コンサルタント(受験者)がクライアント(試験官)に納得してもらえる能力評価だと考えてください。  

以下に、私が受験した3回の口頭試験の経験を基に、口頭試験での受験態度、基本姿勢、及び回答の仕方に関する心得10則を記載しましたので、参考にしてみてください。  

1.口頭試験での受験態度・基本姿勢・回答の仕方に関する心得10則

 

(1)服装は背広(スーツ)・ネクタイが必須  

基本的にクライアントのところに出向くときの失礼のない様に派手ではなく、地味な背広とネクタイの服装とします。Yシャツは、白が無難です。靴についても、スニーカーやズックではなく、革靴とします。全体として、清潔感が漂う地味なコーディネイトとし、派手なものを好む方は、別な機会にコーディネイトしましょう!  

(2)回答は簡潔明瞭に!  

このうち「回答は簡潔」については、口頭試験の心得10則の中で、最も重要な要素だと考えます。試験官は、口頭試験が20分しかない中で、様々な質問を投げかけ、良い回答を評価し加点していきます。合格の評価レベルに達して試験を終了させてあげたいのに、受験者の長話で、1つの質問の回答だけで口頭試験が終わってしまっては、点数をあげようがありません。回答は、通常5秒~15秒程度で長くても30秒までの回答を心掛けて下さい。あなたの短い回答に対し試験官に疑問があれば、すぐ別な質問が来ますので、「試験官と受験者が、テンポの良いキャッチボールをするイメージ」が理想です。  

(3)試験官の質問内容をよく聞く  

これは、質問の内容を理解していないと回答がぼやけてしまうためで、場合によっては質問以外の内容まで話してしまい、時間ロスや時間切れとなってしまうケースがあるからです。  

(4)質問の意図が分らない場合は、こちらから確認する  

質問の内容をよく聞いていても、試験官が○○○について聞きたいのか、△△△について聞きたいのか分らないケースがあります。この場合には遠慮せずに「○○○について回答することでよろしいでしょうか?」と確認してみましょう。これにより質問以外の回答での時間ロスを避けられます。

(5)質問した試験官を見ながら、自身を持って、落ち着いて話す  

試験官は、複数(2~4名)で構成されています。質問はそれぞれの試験官から来ますが、質問した試験官を見ながら回答してください。質問していない試験官の方を向いて回答した場合、質問した試験官からすると「なんだ、こいつは!」となります。目線は、質問した試験官の顔全体や上半身に合すようにし、時々、別な試験官にも目線を向けて、試験官全員に説明していることをPRして下さい。ここまで余裕を持って対応できれば、相当、自身を持って落ち着いているレベルと言えます。  

(6)はっきりと丁寧な言葉遣いで話す  

私が受験した3回の口頭試験の経験より、試験官は50代~60代の年配の方が多かったです。年配の方は、個人差にもよりますが、年齢的に耳が遠くなります。また、試験官の方は、それぞれの分野で第一線級の方々であるため、敬意を払う必要があります。早口は、聞き取りづらいため注意しましょう!  

(7)回答できない質問に対しては、あいまいな回答をせず、素直に勉強不足を認める  

回答できない質問に対して、あいまいな回答をした場合、時間がロスすることに加え、あまりにもトンチンカンな答えであれば、減点もありえます。勉強不足であることを素直に認め、早めに降参し、「□□□について、知見を広めるために、帰ってから勉強します」といって、次の質問を貰い挽回するのが全体としてベターな選択です。  

(8)試験中に数回は笑顔になりましょう!  

冒頭に試験官からリラックスするように促されたときや、試験官が興味を引いたようなときなどに合間を見て、薄い笑顔を浮かべましょう!始めから終わりまで、へらへら笑顔を浮かべていれば気持ち悪いだけですが、時々笑顔を浮かべることで、本人のリラクッスになり、心に余裕が生まれ、落ち着いた回答が引き出されやすくなります。また、試験官(クライアント)に対しての好印象がアップします。プレゼンテーションの最初から最後まで、「鬼形相」の方に、コンサルタントを敢えてお願いしたいクライアントは、まず居ません。  

(9)無用な議論や論争は避ける  

試験官と意見が合わない場合には、無用な議論や論争をしないように慎みましょう。この点だけは、クライアントとコンサルタントの関係ではなく、あくまでの試験官と受験者の立場で接して下さい。こうしないと次の質問に移れずに、加点されず、時間切れになるからです。試験官に対し「ご指摘頂いた☆☆☆の視点や考え方について今後検討してみたいと思います」と言って、議論や論争を回避しましょう。  

(10)試験終了後、退出まで気を抜かない  

試験官から、「これで試験を終わります。お疲れ様でした」と言われたら、受験者は、「ありがとうございました。よろしくお願いします」と言って、軽く一礼します。
荷物を持って、退席する際にも、ドアの前に立ち「失礼します」とお辞儀をし、退席しましょう。
「終わり良ければ全て良し」とまでは、行きませんが、口頭試験におつきあい頂いた試験官には、最後まで敬意を払いましょう。  

2.口頭試験時の心得10則の最重要ポイント(まとめ)  

Q&A集の作成や模擬口頭試験の訓練は、あくまで本番の口頭試験の向けた準備であり、実際の口頭試験は、私の3回の口頭試験の経験からリハーサル通りには行きません。  

実際の口頭試験では、試験官から任意でやり取りする質問に対して、Q&A集や模擬口頭試験で準備した中から効果的なネタを短く回答したり、経験や業務内容を短く語ったりします。口頭試験の事前準備は当然必要であるものの、口頭試験の当日は、素の自分で勝負しているといったイメージとなります。  

口頭試験は、試験官と受験者の間で繰り広げられる「テンポの良いキャッチボール」のイメージです。試験官の玉が早ければ(質問のレベルが高すぎれば)、外して後ろにそらすし、受験者の玉が悪送球(回答が的外れ)の場合には、試験官が取れずに後ろにそらすことになります。試験官に自分の送球を何球取ってもらうかが加点です。分らない質問に対して答えられずに躊躇したり、意見が合わずに論争になったりするのは、後ろにそらしたボールを取りに行くようなもので、手持ち時間をどんどんロスします。試験官は予備の玉を何球も持っていますので、テンポ良くどんどん質疑応答のキャッチボールを続けて、口頭試験中に加点してもらえる様に心掛けましょう!  

口頭対策まとめ記事: 【技術士二次口頭試験対策】総集編 ~受験者の皆さんへエールを送る~

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以上

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