エンジニア資格の取得に最適な時期はいつか?
物覚えが良い若い時期に資格を取得するのが、最も良いというのは言うまでもありませんが、若い時期は、友達と遊んだり彼女を作り結婚したりする事も重要だと思います。また、将来の考え方が甘い時期でもあり、勉強が大変な資格取得にチャレンジする人は、私の世代では少なかったと思います。(最近の若者で、将来に向けての資格取得を積極的に考えている人は、我々の世代よりも多いように感じています)
欲しい資格を全て若い時期(20~30代)に取得するのは、厳しいと思いますので、40代後半に差し掛かり、それなりにエンジニア資格を取得してきた経験を踏まえて、取得条件が良い時期を年代別にアドバイスさせて頂きます。
【20代~30代前半までに適したエンジニア資格】
まず、20~30代前半までは、電気の公式や用語等、ある程度の暗記が必要であり、学校の卒業が間もなく計算能力が高い時期であることから、用語の理解や計算問題が多い資格が向いていると思います。また、電気回路の作成実技など手先の訓練が必要なものが向いていると思います。具体的には以下に記載しました
・電気工事士
試験で電気回路の計算問題や回路作成の実技がある。私は30代半ば(後半)で1種を受験し何とか合格しましたが、電気回路を作成する科目の実技の訓練が年齢的にしんどかったです。しかも実技科目の試験時間が素人には短くギリギリだったため、若い頃に電気回路の作成訓練をした方が有利だと実感しました。
・電験(3種→2種→1種)
電気回路の用語の理解、法規の暗記、計算問題などが広範囲で出題されるため、経験よりも電気回路・設備を理解し詰め込むことと、計算問題の訓練が重要だと思います。いきなり1種はハードルが高いため、3種から自分に必要な種別を順番に取得するのが、良いと思います。上位の種別にステップ受験する際には、間隔を空けずに、連続で受験するのが、望ましいです。(間隔を空けると基礎からの勉強に戻るため)
・エネルギー管理士
省エネのための計測や、電気又は熱の計算問題がメインとなります。
・施工管理技士
建設業従事者がキャリアアップを考えた際や、更なる活躍の場を求める際の資格です。施工管理技士は、建設工事が適切に行われるために現場施工のエキスパートとして広く現場を指揮する監督的立場となります。よって、受験資格には、学歴違いにより3~15年以上の実務経験年数が必要となります。この資格は受験資格さえ満たせば1級から受験することが可能な試験です。私も、電気工事と管工事施工管理技士を1級から受験し取得しました。科目は学科(一次試験)と経験等を問う実地(二次試験)があります。試験区分は、「建築」「土木」「電気工事」「管工事」「造園」の5つに加え、最近「電気通信工事」が増えたようです。後半に記載する技術士よりは、比較的簡単ですが、計画的に必要な内容を学習しなければ受からない試験です。
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【30代半ば~40代半ばまでに適したエンジニア資格】
30代半ば~40代半ばまで、業務経験や業務管理が必要で、法令の理解や業務経験を踏まえた論説的な問題に向いている時期だと思います。具体的には以下に記載しました。
・技術士(一般部門、総合監理技術部門)
一般部門は7年以上、総合監理技術部門は10年以上、科学技術に関する専門的応用能力を必要とする業務の経験が必須になります。問題は記述式がメインで、知識問題も出ますが、応用問題、課題解決問題の配点ウェイトが高いです。また、口頭試験でも知識や経験、及び技術的課題解決能力が問われます。
※但し、技術士一次試験は、知識や計算問題のマークシート方式で経験や応用を問われるものでないため、もっと若い世代で取得しておくことをお勧めします。
・衛生管理者
実務経験が必要であり、労働衛生、労働生理、関係法令の3科目の試験となります。
・労働安全コンサルタント
学歴等により5~10年以上の安全管理業務経験が必要です。また、口述試験でも安全管理の業務経験が問われ、安全対策に関する想定問答があります。
【40代後半~人生100年時代への準備】
これまでの取得資格を実務で活かすための整理や活用に向けた準備期間として、備えておく時期だと思います。これにより、退職後の転職や開業に活かせて、生涯に渡るエンジニアライフを構築して行けると思います。
以上に、私の経験と主観で、年齢・年代毎の最適な資格取得時期を記載しましたが、もっと早い時期に取得するのも結構ですし、遅すぎるという時期もありませんので、チャレンジしたいと思う時期がベストだということを一言申し添えておきます。
次回は、「技術士とは」について、簡潔に述べたいと思います。
以上
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