【資格取得】労働安全・衛生コンサルタントの合格率の推移~難易度他~(2020年版)

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労働安全コンサルタント

至近年の労働安全コンサルタント及び、労働衛生コンサルタントの筆記試験と口述試験の合格率表を作成し、合格率の推移について分析・予想します。

労働安全・衛生コンサルタントのテキスト、過去問題集

 

1.筆記試験の受験者と合格率の推移

 

<分析・予想>

・労働安全コンサルタントの筆記試験受験者数は、毎年右肩上がりで増加してきましたが、2019年度は、前年度よりも30人程度減りました。これは、少子高齢化やIT技術の進歩により建設業及び製造業の従事者人数が減ってきているため、受験要件該当者が減ってきたためではないかと推察します。

・一方、労働衛生コンサルタントの筆記試験受験者数は、右肩上がりの増加を継続しています。これは、将来に対する働き方の備えで、労働衛生コンサルタント資格を受験する人が増加したためではないかと推察します。お医者さんでない方の受験者(労働衛生工学の受験者)が増えたことと、お医者さんでも本気の合格を考えて筆記から受験する方(労働保健の受験者)が増えたのではないかと推察しています。

・今後の受験者数は、終身雇用制度の崩壊や、年金不足による老後資金2,000万円問題などで、生涯の就労期間が延びることに対する準備として、今後も増加すると予想します。但し、2020年度については、武漢ウイルスの関係で、自粛期間を利用し勉強してチャレンジする人と、感染防止を避けて受験しない人が居ると考えられるため、どうなるかは今後の武漢ウイルスの展開次第であり、今のところ予測できません。

・2019年度は、労働安全コンサルタント、労働安全コンサルタント、共に、筆記試験の合格者数が過去に最も多い年でした。また、労働衛生コンサルタントは、筆記試験の合格率も40%であり過去最高となりましたが、2019年度は一過性のもので、最終合格者を増やさないものと予想します。

・最終合格者数を増やさないと考える根拠としては、少子高齢化問題やAI・IoTの普及により、将来世代の働き手が少なくなるのに対して、労働関係のコンサルタントを増やす必要性がないからです。

・受験者の増加に対して、至近年の最終合格者数の推移がほぼ一定であるため、今後も受験者数が増加するのであれば、合格率が下がっていくものと予想します。

・筆記試験の合格率は、労働安全コンサルタント及び労働衛生コンサルタント共に20%~30%程度で推移していくものと予想します。

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2.口述試験の受験者と合格率の推移

 

 

注1 労働安全・労働衛生コンサルタント試験の口述試験受験者数欄の( )内は、 筆記試験全部免除者数で内数です。

<分析・予想>

・労働衛生コンサルタントで筆記免除者の受験者が増加しております。これは、医師であれば筆記試験が免除できることから、その制度を利用し産業医として労働衛生コンサルタント資格を求める医師が増加しているためと推測します。

・医師であれば、医療行為だけで安泰のような気がしますが、将来は、産業医としての副業が必要と考えている医師が増えているということなのでしょうか?

・口述試験の合格率は、労働安全コンサルタントが80%前後、労働衛生コンサルタントが50%前後で推移しています。労働衛生コンサルタントの口述試験の合格率が低いのは、筆記試験免除者が口述試験受験者の3分の2程度占めているため、労働衛生コンサルタントの知識不足で受験する人が多いのではという点と、筆記試験の免除者に対して試験機関側で口述試験を厳格に審査しているのではという点の両方が考えられます。

・今後の口述試験の合格率は、筆記試験の合格率が高ければ、口述試験の合格率は低くなる。又は、筆記試験の合格率が低ければ、口述試験の合格率は高くなると予想します。これは筆記試験の項目で前述したような理由により、最終合格者を一定以下に増やさないためと考えるからです。

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3.総受験者と最終合格率の推移

 

 

注2 最終合格率は、口述試験合格者数÷(筆記試験受験者数+筆記試験全部免除者のうち、実際に口述試験を受験した者の数) × 100%としてあります。

<分析・予想>

・筆記試験の受験者数と、筆記試験全部免除者のうち実際に口述試験を受験した者の数の合計を総受験者数としております。総受験者数についても、年々増加傾向を示しています。

・最終合格率は、労働安全コンサルタントが20%程度、労働安全コンサルタントが30%前後で推移しています。

・過去3カ年での最終合格率の推移は、労働安全コンサルタント及び労働衛生コンサルタント共に低下傾向でした。これは、総受験者数の増加に対して最終合格者数が一定であるため、最終合格率は必然的に低下するからです。よって、今後も総受験者数が増加するのであれば、最終合格率は低下するものと予想します。

・但し、2019年度については、労働安全コンサルタント及び労働衛生コンサルタント共に、合格者数が最多となり合格率が上がりました。高齢化により不足してきてきた労働安全・衛生コンサルタント人数を一時的に調整したのではないかと推察します。

4.総合合格率の推移

 

 

注3 総合合格率は、一般に公表されたものではなく、私オリジナルで筆記試験の合格率と口述試験の合格率を掛け合わせたものです。(発電機のタービン効率と発電機効率を掛け合わせた総合効率に似た考えと解釈してください)

<分析・予想>

・最終合格率は、筆記試験で合格して口述試験を受けることができなかった人も分母に含んでいるのに対して、総合合格率は、筆記試験及び口述試験の各試験それぞれで、実際の受験者数に対する各試験の合格者数で算出した合格率を掛け合わせているため、実力通りの合格率が算出されます。

・総合合格率は、労働安全コンサルタントが20%程度、労働安全コンサルタントが15%前後で推移しています。

・過去3カ年での総合合格率の推移は、労働安全コンサルタント及び労働衛生コンサルタント共に低下傾向になります。これは、各受験者数の増加に対して最終合格者数が一定であるため、総合合格率は必然的に低下するからです。よって、今後も総受験者数が増加するのであれば、総合合格率は低下するものと予想します。

・但し、2019年度については、労働安全コンサルタント及び労働衛生コンサルタント共に、合格者数が最多となり合格率が上がりました。高齢化により不足してきてきた労働安全・衛生コンサルタント人数を一時的に調整したのではないかと推察します。

5.難易度

 

「資格の取り方」HPでの国家資格難易度ランキングでは

・労働安全コンサルタント:偏差値63の難関

・労働衛生コンサルタント:偏差値63の難関

に該当します。

技術士(偏差値70の難関)や電験1種(偏差値67の難関)・電験2種(偏差値64の難関)よりも偏差値が若干低い程度ですので、労働安全・衛生コンサルタントは超難関とは言わないまでも難関資格だと言えます。

 

6.まとめ(受験者へのお勧め)

 

終身雇用制度の崩壊や、年金不足による老後資金2,000万円問題などで、将来に不安を抱える時代背景より、今後、労働安全・衛生コンサルタントの受験者が増加することが予想されます。一方、少子高齢化問題やAI・IoTの普及により、将来世代の労働者は確実に減少していくことが予想されるため、労働安全・衛生コンサルタントの合格者人数は一定以下に抑制されるものと推察します。よって、今後の合格率は低下していくものと予想するため、労働安全・衛生コンサルタントの受験を考えている方は、合格率が低下していく前に、年を空けずに早めに準備し受験することをお勧めします。

2020年度は、武漢ウイルスの自粛期間を利用して勉強してはどうでしょうか?労働安全・衛生コンサルタントは、現場のパトロール以外、コンサルタント業務や安全衛生委員会の会議など、将来的にテレワークで十分に対応できる仕事であると考えています。

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以上

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