【技術士二次口頭試験対策】試験前日から試験終了後までのアドバイス

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労働安全コンサルタント

技術士二次口頭試験が早い人で11月下旬から始まります。口頭試験の前日と当日及び試験終了後のアドバイスについて、私の体験を交えながら紹介していきたいと思います。

※なお、この記事は、労働安全コンサルタント及び労働衛生コンサルタントの口述試験にも適用出来ますので、受験の際には参考にしてみて下さい。

1.試験前日のアドバイス  

(1)会場の下見  

試験会場は、東京(例年、渋谷のフォーラム8)のみです。よって、それ以外の地方からの受験者は、大方、前泊する人が多数を占めます。  

地方からの受験者の前泊する方で、東京が不慣れな人は、前日に試験会場を下見しておくのもよいでしょう。これは、試験当日は緊張のあまり心に余裕がありませんので、公共交通機関の乗継を間違えたり、渋谷内での歩く方向を間違えたりする可能性があります。スマホのマップで検索しても、当日は手荷物が多く、人通りも多いため、パニックになりテンパってしまう可能性があります。  

こうならない様に、前日の宿泊先にチェックインしたら、食事に出かける機会などを利用して、会場を下見しておきましょう!お勧めは渋谷近くの徒歩で会場まで行けるホテルですが、それ以外の方は、公共交通機関の乗り継ぎなど、事前にチェックしておくことで、当日パニクリ、テンパってしまうリスクが低下します。  

また、会場について、事前にどういう雰囲気の所かを知っておくことで、「明日は、やるぞ!」という良い意味での戦闘モードのスイッチが入ります。何よりも、試験当日の心の余裕が生まれるなどの様々なメリットがあります。  

東京在住の方でも、フォーラム8に行った経験がない方は、前日までに試してみるのも良いでしょう!これにより、早くから先頭モードのスイッチがONされるメリットがあります。  

(2)縁起のよい食事  

私は口頭試験を3回受験しましたが、前日に決まって「勝(カツ)カレー」を食べました。普段、特にカツカレーが大好きということでもありません。初回の受験で、気合が入っていたためか、「勝(カツ)カレー」を食べたことが始まりで、その後の口頭試験を受験した全3回の前日は「勝(カツ)カレー」を食す縁起ルーチィーンを続けました。お蔭様で、3回共、無事に合格させて頂くことができました。  

カツカレーは胃もたれする人が居ますので、「勝(カツ)丼」や「勝(カツ)定食」、又は「カツでない自分の好きで胃もたれしない縁起食」を前日に食し、必勝の気合を入れましょう!(食べるときには、気合が入りすぎて直ぐ飲み込まずに、よく噛んで食べましょう!)  

(3)持ち物チェックリストによる前日準備  

前回記事の「 【技術士二次口頭試験対策】受験当日の持ち物チェックリストを作成する ~受験当日用&前泊用~」を参考に作成した各自の持ち物チッェクリストで持参品をチェックし、当日忘れ物がないようにしましょう!  

(4)早めに就寝する  

緊張感や高揚感が高まり、なかなか眠れないかもしれませんが、ここまで努力してきた自分を信じて、リラックスした気持ちで眠りましょう。夜更かしは禁物ですので、早めに就寝しましょう。但し、眠ろうとしても眠れない場合があります。その際は、1日ぐらい徹夜しても問題ないので、気にしないで布団の中で体を休めましょう。  

私も、2回目の口頭受験のときに、なぜか眠れずに、次の日の試験を迎えた経験があります。眠れなかった最中は、ベッドから離れずに、朝まで過ごしました。その際に、数分は意識がなくなっていたのではないかと思います。頭も体も、両方休めるのがベストですが、眠れない場合には、ベッドを抜けて、徹夜でチョロチョロせずに、布団の中で朝まですごしましょう。なかなか眠れない場合には、「少しでも、意識がなくなれば、それでよし」という気持ちで朝まで待ちましょう!  

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2.試験当日のアドバイス  

(1)起床・朝食  

試験時刻までに余裕をもって起きましょう。起きて身支度・移動して直ぐ受験では、まだ頭が起きていないことがあります。寝ぼけた状態では、試験官との会話のキャッチボールが弾みません。肩慣らしする意味でも、早めに起きて、経歴・業務詳細のプレゼン練習やQ&A集の主要な箇所に目を通すようにしましょう。  

また、朝食は、軽めにしっかりとり、試験に臨みましょう!あまり食べすぎると、おなかを壊したり、眠くなったりします。特に、前泊で朝食バイキングをとる方は、食べ過ぎてしまう傾向があるため、注意が必要です。朝食バイキングで自制するか、自制が出来ない方は、朝食が定食で出る処にするか、コンビニでおにぎりなどを買ってきて部屋で食べるなど工夫しましょう。たくさん食べたい方は、試験終了後の自分へのご褒美に好きなものをいっぱい食べて下さい。それまでは、試験終了後に後悔による自棄(やけ)食いとならないように、万全を尽くしましょう。

(2)試験会場  

遅刻厳禁です。当日は余裕を持って試験会場に移動しましょう。  

試験会場に着いたら、最初に受付を済ませます。受付の際に、自分の試験室の番号や試験の注意事項が書かれた紙が渡されます。とりあえず控室(大部屋の待合室)に行って注意事項をよく確認してください。  

その後は、試験時刻の5分前までフリーですので、控室で業務経歴・業務詳細のプレゼン原稿やQ&A集の最終確認を行いましょう。控室は、他の受験生が居て、独特な緊張感がある部屋です。講堂のような所で、机もありますので、私は控室で、準備資料の最終確認を行いました。その際には、後ろに座ると前の方に座っている受験者が自分よりも立派に見えて劣等感を抱きます。また、他者の緊張感が見えて自分にも伝わってくるため、一番前に座り他の人が見えないようにすることで、最終確認に集中できました。控室は、緊張感が漂う独特な雰囲気があるので、なるべく前の方に座り、この時ばかりは視界から他者の存在を断ち切ることをお勧めします。  

なお、この控室には、試験終了後に戻れませんので、荷物を全部持って指定時刻前(5分前)までに試験室前の廊下の椅子に移動します。試験終了後に、控室でチョロチョロしていると、これからの受験者に不正伝達しているものと見做されますので、試験終了後には会場からサッサと立ち去りましょう。  

(3)口頭試験での注意事項  

試験会場で渡される注意事項が書かれた紙には、基本事項として以下の注意事項が記載されています。  
①通知書に記載された試験開始時刻の5分前になりましたら、当該試験室の前の椅子に着席し、待機して下さい。(所持品は全てお持ちください)
②試験開始時刻になりますと、試験委員から呼び出しがありますので、呼び出しを受けてから試験室に入室してください。(当該試験時間の前の受験者が試験を終えて退室した後でも、試験委員から呼び出しがあるまでは、試験室に入室しないで下さい)
③試験時間は10分程度延長する場合がありますので、通知書に記載された試験開始時刻に遅れが生じることもあります。試験委員から呼び出しがあるまで当該試験室の前の椅子に着席し、待機して下さい。
④入室する際に、『受験番号***の、○○○○(フルネーム)です』と告げて下さい。
⑤試験室で資料等を参照することはできません。
⑥試験終了後は、忘れ物のないようにしてお帰り下さい。(受付への連絡は不要です)
⑦会場内は、全館禁煙です。(喫煙所は、4階駐車場内にあります)

3.試験終了後のアドバイス(口頭試験の再現記録の作成)  

口頭試験が終了して、緊張から一気に開放されホットしたい気持ちは分ります。しかし、忘れないうちに必ず口頭試験の内容を文字や絵で記録して下さい。これは、万が一、不合格だった場合、次回の対策に活用できます。また、合格した場合には、後輩や知人への指導に役立ちます。  

私の場合は、フォーラム8を出て、道玄坂を下った所に喫茶店(コーヒーショップ)が数軒あり、その中から空いている箇所を選び入店し、コーヒー注文後に、店内で直ぐにノートパソコンを立ち上げて打ちこみました。そのために、パソコンを持参しました。手書きではなく、パソコンのwordを利用した理由としては、概要を喫茶店で忘れないうちに入力し、帰ってから読み返してみて、入念に修正し、反省点を深堀することができるからです。  

記録内容としては、
(1)試験開始時刻と終了時刻、及び試験時間
(2)試験官の人数、試験官をA、B、Cとして、見た目の年齢や職業(大学の先生、役人、メーカや建設業の技術者など)、印象(穏やか、熱血、ツッコミが厳しいなど)、試験中の役割(進行のメインorサブ、司会役、経歴確認役、業務確認役、倫理確認役など)
(3)質疑のQ&A:Q1、A1、Q2、A2、・・・とし、派生的な質疑があればQ1-1、A1-1、Q1-2、A1-2、・・・と続けます。また、回答に対する試験官の反応なども詳しく書いておきます。(うなずきながら同意して頂いた。・・・納得した表情には見えなかった・・・など)
(4)机、ホワイトボード、荷物置き場の配置などや試験室の様子(これは文字で記録する他に、紙に絵を描くのが早く分りやすいです)
(5)試験官からの補足、助言等の有無(筆記試験の論文記載、業務詳細、技術者倫理など)
(6)自身の総括・感想・反省点(出来はどうだったか、問題点はあったか、良かった点は、こう話せば良かったと後悔している点は、質疑のテンポはどうだったかなど)  

4.口頭試験の再現記録に関するまとめ  

人は、忘れる特性があるため、口頭試験が終わったら直ぐにその再現をパソコンやスマホにメモり、その日のうちに口頭試験の再現記録を仕上げることをお勧めします。  

口頭試験の合格発表後に、合格した方は、再現記録を読み返し、「どのQ&Aが技術士としてふさわしいと評価されたポイントか」を再評価してみて後輩や知人のアドバイスに活用してみて下さい。また、不合格だった方は、再チャレンジに向けて「どう表現すれば技術士としてふさわしかったかの検証」のために、第3者である技術士講座の講師や技術士の知人に「業務経歴」と「口頭試験の再現記録」を見てもらい改善点の洗い出しと「業務経歴」の見直しに活用できます。よって、口頭試験の再現記録は必ずその日のうちに正確に作成しておくことをお勧めします。  

口頭対策まとめ記事: 【技術士二次口頭試験対策】総集編 ~受験者の皆さんへエールを送る~  

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以上

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