【技術士二次試験対策】筆記試験・口頭試験の部門別の合格率を知る ~部門毎に合格率の違いはあるのか?~(2020年版)

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技術士二次筆記試験

 

【技術士二次試験対策】筆記試験・口頭試験の部門別の合格率を知る ~部門毎に合格率の違いはあるのか?~(2020年版)

 

※.シリーズ最新記事の(2021年版)を2021年5月3日に作成しております。興味のある方は、末尾にリンクを貼りましたの、確認してください。

 

先日、2019年度 技術士二次試験の合格発表がありました。
合格した方は、おめでとうございます。
残念だった方は、2020年度に向けてのやる気が出てから、試験勉強を早めに再開することをお勧めします。

2019年度の技術士二次試験の合格発表結果より、部門別の筆記試験、及び口頭試験の合格率表を作ってみました。

2019年度の結果分析と、2020年度の全体予想を解説します。

1.2019年度 技術士部門別 筆記試験及び口頭試験の合格率

2.結果分析

(1)全体の分析

・全体合格率は、11.6%であり、昨年度よりも2.5%アップしましたが、技術士試験が始まってから昨年度の最低合格率に続き、2番目に低い合格率でした。

・資格試験の制度改定の初年度は、一般的に合格率が高くなる傾向にあります。しかし、今回は62回目の技術士試験でしたが、過去2番目の合格率の低さからも、合格率が高かったとは言えない結果となりました。

・最終合格率が最も低かったのは、情報工学部門が7.4%、衛生工学部門が8.1%、建設部門が9.4%と、1ケタ台の合格率が3部門ありました。

・受験者数が13,546人と最も多い建設部門と、受験者が500人程度と比較的多い2部門(情報工学部門、衛生工学部門)の合格率が1ケタ台であったことから、全体合格率が11.6%と過去2番目に低い結果となりました。

(2)部門別の分析

a. 筆記試験の分析

・申込者500人以上の部門で比較すると、筆記試験の合格率が一番高いのは機械部門の26.5%であり、次に環境部門の17.6%、総合技術監理部門の16.8%と続いています。

・申込者500人以上の部門で筆記試験の合格率が一番低いのは、衛生工学部門の8.6%であり、次に建設部門の10.5%、農業部門の11.3%と続いています。

・申込者500人以上の部門で筆記試験の合格率が中間の部門は、電気電子部門の13.8%、上下水道部門の13.2%、応用理学部門の15.5%です。

b.口頭試験の分析

・申込者100人以上の部門で比較すると、口頭試験の合格率が一番低いのは機械部門の75.7%、次に情報工学の78.9%、水産部門の79.2%と続いています。

・申込者100人以上の部門で口頭試験の合格率が一番高いのは、化学部門の96.7%であり、次に森林部門の96.6%、農業部門の95.6%と続いています。

c.部門別の特徴(傾向)

・機械部門は、筆記試験で多めに合格させて、口頭試験で25%程度落とす傾向にあります。

・電気電子部門は、筆記試験で少な目に合格させて、口頭試験であまり落とさない傾向でしたが、今回の口頭試験の合格率が、88.2%と例年の90%以上に達していないことから、口頭試験の制度改定に対応できなかった人が居たのではと推定します。

・建設部門は、昨年度に引き続き筆記試験の合格率が10.5%と低かったことから、口頭試験の合格率が90%以上に高くなると想定していましたが、89.5%と90%台に達していないことから、こちらも口頭試験の制度改定に対応できなかった人が居たのではと推定します。

3.今後の合格率の全体予想

・建設部門、情報工学部門、衛生工学部門は、2018年度と2019年度で合格率が2年連続で低かったため、この3部門は、2020年度も同じような傾向(合格率がひとケタ台~10%前半)なのではと予想します。

・他の部門は、例年通り15%~20%台で推移するのではと予想します。

 

シリーズ最新記事:【技術士二次試験対策】筆記試験・口頭試験の部門別の合格率を知る ~部門毎に合格率の違いはあるのか?~(2021年版)

 https://www.licenseengineer.com/archives/5448

 

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以上

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