【技術士二次試験対策(総合技術監理部門)】人の行動モデルとインセンティブ

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技術士二次筆記試験

【技術士二次試験(総合技術監理部門)】人の行動モデルとインセンティブ

 

前回の記事で、「資格取得が精神的に重要な3つの理由(メリット)」について解説しました。

 

その中で、「人の行動モデルとインセンティブ」について、該当する実例を紹介しました。

 

今回は、【技術士二次試験(総合技術監理部門)】の5つの管理のうち、人的資源管理として、択一式問題で頻繁に出題される「人の行動モデルとインセンティブ」を体系的に解説します。
〔参考文献:技術士制度における総合技術管理部門の技術体系(第2版)日本技術士会〕

 

組織やプロジェクトの管理においては、人を扱うことは不可欠です。

 

しかし、管理を行うためには、人を非常に複雑なものとして捉えるのでなく、ある程度単純化した人の行動モデルとして捉えることとなります。

 

この人の行動モデルは、状況に応じて使い分けることになりますが、人間関係が与える影響も大きく、あまりに単純化しすぎると現実にあてはまらなくなります。

 

1.X理論(性悪説)とY理論(性善説)

 

代表的な人の行動モデルには、マグレガーによるX理論Y理論があります。

 

基本的には、性悪説に立つものがX理論性善説に立つものがY理論であり、現代の組織運営ではY理論(性善説)に基づいたやる気を引き出す管理が適しているとされています。

 

私も同感で、性善説でないと管理する方もされる方もやる気が出ず、モチベーションが維持できません。

 

職場の人間関係で不幸にも退職や自殺する方がいますが、その職場環境は、性悪説による人間関係からもたらされるのがほとんどです。

 

管理する側が、100%性悪説では、職場は直ぐに崩壊します。また、管理する側が、100%性善説というのも、部下がやりたい放題になり、現実的ではありません。

 

管理する側は、性悪説を最高でも40%以下として、性善説を最低でも60%以上に保つ管理を心掛けるようことを私は推奨します。

 

2.インセンティブの分類

 

20世紀初頭に誕生した科学的管理法は、作業分析や動作分析を基に効率的な生産方法を考える画期的な方法論でしたが、一面では人の作業を機械視し規格化していくことに力点が置かれました。

 

マグレガーの考え方は、この科学的管理法から、人間関係論を包含し行動科学のアプローチへと発展していく流れと捉えることができます。

 

人はなぜ働くのかという根本の問いから出発することが、人を管理する上では欠かせない視点です。

 

つまり、労働意欲、達成意欲、協調意欲を引き出す源泉であるインセンティブを与えることが重要です。

 

組織として与えるインセンティブは、以下のように分類でき、適切に運用されて初めて効果を持つものです。

 

(1)物質的インセンティブ

 

 給与や賞与などの報酬や褒賞で報いることにより、人間の物質的な欲求を満たすようなインセンティブを与える方法

 

(2)評価的インセンティブ

 

 組織内での行動を、評価、賞賛などの形で評価することによってインセンティブを与える方法

 

(3)人的インセンティブ

 

 職場で接する人々(特に上司)の人間的魅力、居心地の良さ、組織への所属意識の向上によってインセンティブを与える方法

 

(4)理念的インセンティブ

 

 思想や価値観の追求を達成意欲の源泉とするようなインセンティブを与える方法

 

(5)自己実現インセンティブ

 

 組織が常に自分をより良い方向に育成してくれている。また達成感を持って仕事を行っていると思えるような自己実現のためのインセンティブを与える方法

 

3.人間の行動パターン

 

人間の行動には、経済的行動、情緒的行動、管理的行動の3通りのパターンがあると言われています。

 

(1)経済的行動

 

 自分にとって最も有利な行動をとるといった利己的な行動

 

(2)情緒的行動

 

 集団の雰囲気に左右されやすく、感情に支配された行動

 

(3)管理的行動

 

 組織の利益を考慮し、合理的な思考に従った行動

 

以上の行動パターンは、状況に応じて使い分けられており、性格も影響します。

 

これらの行動パターンに応じて適切なインセンティブを組合せることが必要となります。

 

4.マズローの人間の欲求の5段階

 

マズローは、人間の欲求には5段階あり、これらの欲求を満たすように、インセンティブを与えることが重要であるとしています。

 

(1)物質的欲求(生理的欲求)

 

(2)安定欲求(安全の欲求)

 

(3)連帯欲求(所属と愛の欲求)

 

(4)周囲からの尊敬欲求(尊厳と自尊心の欲求)

 

(5)自己実現欲求

 

以上の5段階は、段階が増える毎に、モチベーション(動機付け)が高まり、高度な欲求といえます。

 

第4、第5段階の欲求が満たされたとき、この欲求満足が大きな促進要因となり、正しい自主的な行動をとるインセンティブとなります。

 

その更に上の欲求として

 

(6)創造性追求の欲求

 

(7)真・善・美の欲求

 

があります。

 

5.まとめ

 

・自己実現の欲求を満足するための方法として、仕事に精進したり、資格にチャレンジすることも一つの手段です。

 

・尊厳と自尊心の欲求により、道を外さない正義感や倫理観が養われます。

 

・自身の欲求を整理してみて、成長の過程で、段階の高い欲求に切り替えていくことで、自身の成長に繋げて行って下さい。

 

 

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以上

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