【資格受験対策】年間で学習に取り組むべき資格と数か月の学習で取得可能な資格
前回は、「 【資格受験対策】学習計画スケジュールの立て方」について解説しましたが、今回は学習計画を立てるにあたり、年間で学習に取り組むべき資格と数か月単位の学習で取得が可能な資格について実体験に基づき説明したいと思います。
まず、年間単位で学習に取り組むべき資格の条件としては、
1.ある程度、難易度が高く合格できる力を養うのに時間がかかる資格
2.年内に一次試験(筆記試験)から二次試験(口頭試験など)にステップアップし、年間単位で取り組む必要がある資格
の2つがあります。
次に、数か月の学習で取得可能な資格の条件としては、
1.難易度がそれほど高くなく、合格できる力を養うのに数か月の学習で十分な資格
2.受験の科目免除があり、学習範囲が狭まったことから数か月の学習で十分な資格
3.1日の受験で試験が終了する資格(1ヶ月以内に実技試験があるものを含む)
の3つがあります。
例を挙げれば、年間単位で取り組むべき資格としては、技術士や労働安全コンサルタントなど比較的難易度が高く、筆記試験に合格すれば、数か月後の口頭試験(口述試験)がある資格があります。また、電験2種以上が年内に一次試験と二次試験があり、難易度が高い試験です。電気工事士については、学科試験の合格者(又は学科試験の免除者)が技能試験に進むステップとなっています。電験3種やエネルギー管理士については、4科目を全て受験する場合には、自身のベースにある電気回路計算等の知識レベルにもよりますが、それなりの勉強期間が必要となります。施工管理技士についても、一次試験である学科試験と二次試験である実地試験に分れているため、年単位の学習が必要となります。
一方、数か月の学習で取得可能な資格としては、危険物取扱者(乙種第4類)や衛生管理者などが比較的難易度が低く、1日の受験で試験が終了します。また、受験科目の免除には、科目合格制がある電験3種・エネルギー管理士や、別資格保有による免除がある消防設備士は、科目免除を受ける場合に、試験範囲が狭まり、数か月の学習での取得が可能となります。クレーン運転士については、10日間程度の技能講習(実技試験の免除)又は実技試験の合格と、学科試験の合格を併せて、免許が貰えます。
以上、学習計画スケジュールを立てる上で参考にしてみて下さい。但し、数か月の学習で取得可能な資格についても、余裕を持った学習期間を設定することで、一発合格の確立が高まることを補足しておきます。
以上
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