資格取得は、弁護士や医師であれば、1本足打法の軸足で業務上、十分だと思います。
しかし、技術の専門分野や職種については、多種多様に分かれているため、製品開発やインフラ業界において、1本足打法では、通用しません。以下に専門分野と職種の多様性を述べて、資格取得においてダブルライセンス・トリプルライセンスにより軸足を増やすメリットや資格のジャンルについて、解説します。
1.専門分野の多様性
技術の世界は、様々な分野の複合体であり、例えば風力発電所を作るにしても、土木・建築分野である基礎やタワーを建設し、その上に機械分野の風車を付けて、電気分野の発電機で出力を取り出すといった様々な専門分野の知識や応用技術が必要となります。
2.職種の多様性
電気の仕事を1つ取ってみても、電気工事の作業が出来る「電気工事士」、大型電気工事の施工を管理する「電気工事施工管理技士」、電気設備の工事や保守などの保安を監督する「電気主任技術者」、工場での電気・熱エネルギーの使用の合理化を管理する「エネルギー管理士」など様々な職種に分れています。
3.複数の専門分野の資格を持つメリットと資格のジャンル
複数の技術分野の資格を保有するメリットとしては、専門知識の範囲が広がり、製品やインフラの課題解決に対する問題点を全体的な視野で分析し、分野に跨る効果的な対策を考案する力が養われていきます。
技術分野の軸足を複数に広げられる資格としては、「技術士」が電気電子・機械・建設など21部門あります。また、「施工管理技士」が、電気工事・管工事・土木・建築・造園・電気通信の7分野があります。
4.複数の職種の資格を持つメリットと資格のジャンル
電気設備のライフサイクルを例にとると、電気工事の設計、作業、工事管理、維持・運用、取替のための設計とライフサイクルが繰り返されますが、複数の資格を持つことにより、一貫して業務に携わることができるメリットが生じます。
例えば、設計であれば技術コンサル系の「技術士」、作業は工事系の「電気工事士」、工事管理は施工系の「施工管理技士」、維持・運用は設備・管理系の「電気主任技術者」や「エネルギー管理士」、設計から運用までの企業活動(製造業・建設業など)の全体を通した労働系の「労働安全コンサルタント」や「衛生管理者」など資格保有者であれば、一貫して業務に携わることができます。
5.まとめ
複数の資格という軸足を持つことにより、「I型」又は「T型」技術者から「Π(パイ)型」技術者となり業務や人生において安定感が得られことを申し添えしておきます。
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以上
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