【電験直前対策】電験3種「機械」における各出題項目の割合

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電気主任技術者(第1種、2種、3種)

 

直前対策】電験3種「機械」における各出題項目の割合

 

前々回の記事で「 【電験直前対策】電験3種「理論」における各出題項目の割合」と前回の記事で「 【電験直前対策】電験3種「電力」における各出題項目の割合」について解説しました。今回は、4科目の中で電気工学、機械工学、電子工学、情報工学が融合したメカトロニクスの科目である「機械」について、至近3カ年の題より、各出題項目の割合を分析します。  

至近3カ年の「機械」過去問題より、出題項目を「回転機」、「静止機器」、「パワエレ(パワーエレクトロニクス)」、「電力応用」、「自動制御」、「情報処理(情報伝達を含む)」の6つの項目に分けて以下の表に整理しました。  

 

 

<出題項目の割合計算条件>


1.A問題は、ウェイト1点、B問題は(1)と(2)があるため、ウェイト2点として計算した。
2.但し、B問題の問17と問18は、いずれかの選択問題であるため、必須B問題の半分のウェイト1点として計算した。
3.各項目の合成問題は、半分のウェイトとして計算した。

 

<出題項目の割合計算結果>

 

*総ウェイト60点

1.「回転機」A問題:19点、B問題:4点⇒計23点 ⇒ 出題割合38.3%
2.「静止機器」A問題:7点、B問題:2点⇒計9点 ⇒ 出題割合15.0%
3.「パワエレ」A問題:5点、B問題:6点⇒計11点 ⇒ 出題割合18.3%
4.「電力応用」A問題:6点、B問題:3点⇒計9点 ⇒ 出題割合15.0%
5.「自動制御」A問題:2点、B問題:2点⇒計4点 ⇒ 出題割合 6.7%
6.「情報処理」A問題:3点、B問題:1点⇒計4点 ⇒ 出題割合 6.7%  

<出題割合の分析と対策>
やはり、「機械」の王道項目である「回転機」と「静止機器(変圧器ほか)」問題の割合は、全体の53.3%であり大部分を占めています。「回転機」と「静止機器」については、過去から不変の問題であり、これらの基礎を学ぶことは電気屋として生きるうえで、必要不可欠です。一方、「パワエレ」の割合が回転機に次いで2番目であり押さえておく必要があります。特に解答数が2に増えるB問題では、必須問題で3年間毎回出題されています。技術の進化で今後のこの範囲の出題割合は増えることはあるにせよ、減ることはないと予測します。この3項目を合せた出題割合は、71.6%と全出題割合の7割を占めていますので、この範囲を学習ベースとして、総仕上げする必要があります。 

また、電験3種合格後に電験2種以上にチャレンジを考えている方は、「自動制御」を抑えておく必要があります。この「自動制御」のブロック線図、伝達関数の問題は、記述式で出題数が少ない電験2種以上の2次試験に毎年出題されていますので、電験3種で基礎を学習しておくことは、2種以上の受験にも活かされます。  

次に、文章問題と計算問題の出題割合を把握するため、計算問題には「計算」の言葉を表内の末尾に入れました。

計算問題の出題割合は、総ウェイト60点のうち、A問題:19点、B問題18点⇒合計37点であり全体で61.7%の出題割合を占めます。この割合は「電力」科目の46.7%を大きく上回ります。計算問題は、毎年、A問題14問中から6~7問、B問題3問中から3問全てが出題され、2016~2018年度の3年間は、全て同じ傾向でしたので、この出題傾向は今後も続くものと推測します。  

計算問題は解くのに時間が掛かり、「機械」科目の計算問題の出題割合が高いため、先に文章問題を全て解いて解答欄に記入した後に、計算問題に取り掛かることをお勧めします。その際には、解答の順番が問題順ではなくなるため、マークミスに十分気を付ける必要があります。計算問題を解く順番についても、ざっと見て答えが早く出そうな問題から着手するように、ある程度順番を決めて問題に取り掛かり、計算で行き詰る(ハマった)場合には、いったん止めて後回しにし、次の問題に移りましょう。

誘導電動機や変圧器の計算問題は、簡易等価回路を身に付けて、時間を掛けないで解く必要があります。時間との闘いが合否を左右しますので、以上のような配慮が必要です。  

関連まとめ記事【電験直前・直後対策】総集編(電験3種、電験1種・2種一次試験対策) ~受験者の皆さんへエールを送る~

以上

 

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