【電験直前対策】電験3種「法規」における各出題項目の割合
前の記事まで3日間連続で「 【電験直前対策】電験3種「理論」における各出題項目の割合」、「 【電験直前対策】電験3種「電力」における各出題項目の割合」、「 【電験直前対策】電験3種「機械」における各出題項目の割合」について解説しました。今回は、4科目の最後の科目として、法令が出題範囲である「法規」について、至近3カ年の過去問題より、各出題項目の割合を分析します。
至近3カ年の「法規」過去問題より、出題項目を「電気法規（電気事業法、電気工事士法、電気工事事業法、電気用品安全法、※施工規則含む）」、「電技（電気設備技術基準の略、※解釈や各発電用の技術基準を含む）」、「電気施設管理」の3つの項目に分けて以下の表に整理しました。
＜出題項目の割合計算条件＞
１．A問題は、ウェイト１点、B問題は（１）と（２）があるため、ウェイト２点として計算した。
２．各項目の合成問題は、半分のウェイトとして計算した。
＜出題項目の割合計算結果＞＊総ウェイト48点
１．「電気法規」A問題：6点、B問題：0点 ⇒計6点 ⇒ 出題割合12.5％
２．「電技」A問題：22点、B問題：8点 ⇒計30点 ⇒ 出題割合62.5％
３．「電気施設管理」A問題：2点、B問題：10点 ⇒計12点 ⇒ 出題割合25.0％
＜出題割合の分析と対策＞
「電技（電気設備技術基準の略、※解釈や各発電用の技術基準を含む）」の出題割合は、62.5％であり6割以上と大部分を占めており、解釈を含めて、十分理解しておく必要があります。但し、解釈を含めたボリュームが相当あるため、取りこぼしを想定し、B問題で出題させる「電気施設管理」の計算問題で正解して、点数を上積みできるように、計算問題の過去問題で傾向を把握しておく必要があります。
また、文章問題と計算問題の出題割合を把握するため、計算問題には「計算」の言葉を表内の末尾に入れました。
計算問題の出題割合は、総ウェイト48点のうち、A問題：0点、B問題：15点⇒合計15点であり全体で31.25％の出題割合を占めます。計算問題は、毎年、A問題10問中から0問、B問題3問中から2～3問が出題され、2016～2018年度の3年間は、全て同じ傾向でしたので、この出題傾向は今後も続くものと推測します。
「法規」は他の科目よりもA問題の出題数が4問少なく、計算問題は、他の科目と比較して出題割合が低いことから、「法規」の試験時間は、65分と他の科目の90分よりも短い時間設定となっています。
「法規」試験中の対策としては、計算問題がA問題での出題はなく、B問題に集中しているため、先にA問題の文章択一問題を早めに解き終えて、B問題の計算問題に時間を充分に割り当てる作戦を推奨します。
関連まとめ記事： 【電験直前・直前対策】総集編（電験3種、電験1種・2種一次試験対策） ～受験者の皆さんへエールを送る～
以上
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