【電験直前対策】電験3種「理論」における各出題項目の割合

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電気主任技術者(第1種、2種、3種)

 

【電験直前対策】電験3種「理論」における各出題項目の割合

 

先の記事で「 【電験直前対策】電験1種・2種一次試験、電験3種の1~2週間前からの過ごし方 ~受験日の持ち物リスト他~」と「 【電験直前対策】電験3種と電験2種・1種一次試験の出題形式の違い」について解説しました。今回は、このうち4科目の中で基礎科目であり電験の花形科目と言える「理論」について、至近3カ年の過去問題より、各出題項目の割合を分析します。  

至近3カ年の「理論」過去問題より、出題項目を「電磁気学」、「電気回路」、「電子理論」、「電気電子計測」の4つの項目に分けて以下の表に整理しました。  

 

 

<出題項目の割合計算条件>


1.A問題は、ウェイト1点、B問題は(1)と(2)があるため、ウェイト2点として計算した。
2.但し、B問題の問17と問18は、いずれかの選択問題であるため、必須B問題の半分のウェイト1点として計算した。
3.各項目の合成問題は、半分のウェイトとして計算した。

 

<出題項目の割合計算結果>

*総ウェイト60点


1.「電磁気学」A問題:12.5点、B問題:3点⇒計15.5点 ⇒ 出題割合25.8%
2.「電気回路」A問題:18点、B問題:10点⇒計28点  ⇒ 出題割合46.7%
3.「電子理論」A問題:8.5点、B問題:3点⇒計11.5点  ⇒ 出題割合19.2%
4.「電気電子計測」A問題:3点、B問題:2点⇒計5点  ⇒ 出題割合 8.3%  

<出題割合の分析と対策>
やはり、「理論」の王道項目である「電磁気学」と「電気回路」問題の割合は、全体の72.5%であり大部分を占めています。「電磁気学」と「電気回路」については、過去から不変の問題であり、これらの基礎を学ぶことは電気屋として生きるうえで、必要不可欠です。一方、「電子理論」は、古くは真空管問題から現在のトランジスタ問題へ、「電気電子計測」は、計測技術の進歩により学ぶ内容が変化します。

結論として、「電磁気学」と「電気回路」問題を解ける実力を付けなければ、6割以上の合格点は取れませんので、「電磁気学」と「電気回路」を中心に総仕上げし、特に「電気回路」問題は、出題割合が5割近いため、十分な実力を養う必要があります。

計算問題の出題割合は、総ウェイト60点のうち、A問題:24点、B問題:18点⇒合計42点であり全体で70%の出題割合を占めます。計算問題は、毎年、A問題14問中から7~9問、B問題3問中から3問全てが出題され、2016~2018年度の3年間は、全て同じ傾向でしたので、この出題傾向は今後も続くものと推測します。

計算問題は解くのに時間が掛かるため、先に文章問題を全て解いて解答欄に記入した後に、計算問題に取り掛かることをお勧めします。その際には、解答の順番が問題順ではなくなるため、マークミスに十分気を付ける必要があります。

関連まとめ記事【電験直前・直後対策】総集編(電験3種、電験1種・2種一次試験対策) ~受験者の皆さんへエールを送る~

以上

 

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