【資格取得】試験に合格するための習慣 ~学習計画スケジュール・時間編~

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資格取得・マインド(共通)

 

【資格取得】試験に合格するための習慣 ~学習計画スケジュール・時間編~

 

先に、『試験に合格するための習慣シリーズ』を立ち上げて、初回の前回は、「勉強の心構え編」を記載しました。

2回目の今回は、「学習計画スケジュール・時間編」について、具体化していきます。

1.短期間で一発合格を目指す

難関資格や難易度が普通資格のいずれにも言えることとして、短期間で一発合格を目指す必要があります。

短期間とは、長くて1年間が目安となります。

例えば、電験3種であれば、試験日が9月で、初めて受ける人であれば、前年の9月頃から1年間かけて4科目の一発合格を目指します。

科目毎に、その年の難易度が違いますので、2科目に絞って受けても、難易度が高ければ、科目を取りこぼすことがあります。

4科目同時に合格する学習計画スケジュールを立て、きちんと勉強を続けることができて、試験当日に力を出し切れれば、4科目同時合格は可能です。

但し、科目の難易度が高い年や、マークシートに解答したヤマが運悪くことごとく外した場合には、1・2科目を取りこぼす場合があります。

その際には、取りこぼし科目を再度、1年間の学習計画スケジュールを立てて臨みましょう。

ここで、気を緩めて、1科目のみを2年連続で落して、4科目からのリスタートとなった人も居ます。

よって、「基本は一発合格、ダメなら二発合格!」と覚悟を決め、目標・計画スケジュールを立てて、取り組むことをお勧めします。

2.試験日から逆算した学習計画のスケジュールを立てる

仕事で言えば、「バックワード・スケジューリング」です。

バックワード・スケジューリングとは、所定の目標期日があらかじめ設定されている場合に、その目標期日までに完成するためにはどれだけの要員、有効稼働率で作業を行わなければならないかを算出して、その中で日程を決める方式です。目標期日からの逆展開計画といえます。

要するに、現時点から試験日までの合格レベルに達するまでの学習スケジュールを立てることで、期間が短いのであれば、1日の勉強時間を増やす必要がありますし、学習効率の悪い勉強方法は避けて効率的なアウトプット型の学習にするなど、勉強の時間とやり方の工夫が必要となります。

※「学習計画スケジュールの立て方」や「アウトプット型の学習」は、先に別の記事で紹介済みですので、末尾にリンクを貼りました。

「バックワード・スケジューリング」の対義語に、「フォワード・スケジューリング」があります。

要するに、「逆算方式」ではなく、「積み上げ方式」です。

「積み上げ方式」で計画した学習スケジュールが試験日までに、合格レベルに達していればよいのですが、模擬試験を設定していなかったり、最終まとめの仕上げ期間がなかったりすれば、試験当日に実力を発揮できません。

ただ、闇雲(やみくも)にコツコツ学習するのではなく、逆算した学習計画スケジュールを立てて行動することで、一発合格を自身の力で呼び込みましょう。

3.学習計画スケジュールの進捗管理とスケジュールの見直しを図る

学習計画スケジュールを立てても、実行し進捗を管理しなければ意味がありません。

計画は上段に点線、実績は下段に実績を引き、計画通りに進んでいるかを管理しましょう。

計画より前倒しで進んでいれば、復習期間にあてたり、模擬試験日を増やしたり、スケジュールを見直しましょう。

決して手を緩めずに、一発合格の確率を上げていきましょう。

問題は、計画通りに進んでいない場合です。こちらの方が多いと思います。そこでイライラしてしまい、「自分には出来ないんだ!」と落ち込み資格勉強をあきらめてしまう人が居ます。

計画通りに進まないことは普通だと考えて下さい。

その際に、再度、逆算し、合格レベルへの到達に向けて、学習計画スケジュールと自身の時間管理を見直しましょう。

スケジュール見直しのタイミングですが、年間計画の序盤であれば、1ヶ月に一度、試験日まで6ヶ月を切った時点で2週間に一度、3ヶ月を切った時点で1週間に一度、1ヶ月を切れば3日に一度程度の頻度でチェックするようにしましょう。

私は、勉強の中で、スケジュールをチェックし、見直す時間も確保するようにしていました。

ただ、ダラダラ勉強するのではなく、その時点でベストな試験勉強の選択は何かを常に意識しましょう。

「合格レベルの実力が付く勉強のやり方でない」と判断した場合には、大胆に計画スケジュールを見直すことも必要です。

4.資格勉強を優先して行動する

「仕事をしながら勉強する」と決めたからには、「仕事と勉強の区切りをどうつければよいか」、「勉強はいつすればよいか」ということを考えることは、大事です。

まず、1日の勉強時間の確保ですが、例えば、朝4時半~6時半までの2時間は、毎日必ず勉強する時間を確保するとします。

このとき、22時まで残業したのでは、23時に帰宅して、食事・入浴を早めに済ませたとしても、24時以降の就寝となります。

そうではなく、19時前までに退社するということを予め決めておけば、20時に帰宅して、22時頃には、就寝することが可能となりますので、6時間半後の、朝4時半からの資格勉強が可能となります。

毎日全て、4時半~6時半までの2時間勉強できるわけでは、ありませんが、これを1ヶ月のうち25日間できた人と、5日間しかできなかった人では、時間だけで言えば5倍の実力差が付きます。

これを、3ヶ月、半年、1年と続けて行ければ、両者の間では、圧倒的な差が付くでしょう。

毎日の勉強の確保時間を決めて、それを実行する頻度が高い人、つまり、続けることができる人が、一発合格を勝ち取る可能性も高いと言えます。

【LEからの本紹介】

「嫌われる勇気」私も読んでみました。人間が行動する心理学は、フロイト、ユングの原因論ではなく、アドラーの目的論であるという考え方は、初めて聞く視点であり、言われてみればそうなのかなと徐々に納得していきました。また、自分と他者の課題を分離するという考え方、つまり自分に対する他者の評価は他者の課題であり、自分の課題ではないという考え方は、自身が楽に構えられる考え方であり、肩の力を抜いて生活できる源となります。本書は、先生(賢者)と劣等感を抱く若者との対話形式であり、初めの頃、若者は先生をペテン師呼ばわりしていましたが、終わりには、素直な心で先生の考え方を受け入れていくお話しです。

5.効率的な短時間の集中勉強を心掛ける

「毎日2時間ずつ勉強する人」と「1日おきに4時間ずつ勉強する人」がいて、トータル勉強時間は同じ場合に、どちらの人の実力がつきやすいでしょうか?

ズバリ、「毎日2時間ずつ勉強する人」の方が、効率的に学習を習得しているものと考えます。

その理由は、2時間なら集中できるけれども、4時間の集中は難しいため、途中で休憩を挟む必要が出てきて、休憩時間と合せて5時間になることが考えられます。

また、毎日勉強することで、前日の勉強の記憶が未だ残っているため、円滑に次の課題へ勉強が進むのに対して、1日空けることで、2日前にやったことを忘れてしまい、そこからの再スタートとなるため、結局、計画していた課題が進まなかったということもあります。

短時間でもよいので、毎日学習を続ける習慣を付けましょう。

6.朝、勉強する(朝勉する)

「朝起きて2時間勉強する」のと、「夜寝る前に2時間勉強する」のとを比較すると、「朝起きて勉強する」方が、学習の習得率は、断然、上です。

その理由として、「朝は集中できる」ためです。

「人間の脳が集中力を発揮できるのは、朝目覚めてから13時間以内」と言われています。

朝6時に起床し、就寝前の21時から2時間勉強する場合、朝目覚めから15時間経っているため、集中力は著しく低下しており、勉強どころではありません。

私の経験でも、年をとると目覚めが早くなるため、夜は若いときよりも更に集中力が無くなった感覚があります。

夜、寝ている間に、脳の記憶領域などが整理され、日中使いすぎて疲れている脳が睡眠によりリフレッシュされて、翌朝、目覚めとともに集中力が回復するイメージです。

毎日の学習時間の設定は、学習の習得率が高い、朝に設定しましょう。

7.昼寝をする

朝に勉強するために、早く起きる習慣が付けば、お昼ご飯を食べた後に眠くなります。

仕事の終了目標を定時から19時ぐらいの早めに設定し、残業をせずに帰宅して早寝するためには、脳を午後からの仕事に集中できる状態にしておく必要があります。

昼寝のもう一つの効果は、朝の資格勉強や午前中のパソコン仕事で、目が疲れているため、目の疲れを回復させて、仕事の集中力をアップさせる効果もあります。

資格試験の追い込みで、休日に午前と午後にも勉強をする際にも、昼食後の昼寝は、午後からの学習の集中力アップにも繋がります。

昼寝は、15分程度が集中力アップに効果的だと言われています。

職場で、昼食後のお昼休みに資格の勉強し、夜に残業している人が居ますが、昼寝をして、午後からの集中力をアップさせ残業せずに帰って、勉強すればいいのにと思ってしまうほどです。

要するに、「資格勉強は、職場で自身の勉強してますモードをアピールするものではなく、合格に向けて、習得率がアップする朝勉を活用」した方が、トータル的に自身のためになると考えています。

そのために、昼寝を「仕事時間の短縮」と「朝勉の継続実施」のために活用しましょう。

朝に二度寝したくても、「どうせ昼寝できるから、我慢して起きよう」と思うことで、起床のキッカケにも使って下さい。

8.試験直前に休暇をとる

試験日が日曜日であれば、その前の土曜日、できれば金曜日、木曜日、・・・と休みが取れるように、予め仕事と休暇の計画を組むことをお勧めします。

試験の直前は、学習の最終まとめ仕上げの時期にあたります。学習してきた内容を全体的に仕上げとして再確認する時期です。

試験の数日前に確認したことは、「エンビハウスの忘却曲線」より、未だ忘れずに記憶の中に残っている可能性が、1週間前や1ヶ月前などと比較してかなり高いためです。

また、試験直前に休暇をとるもう一つのメリットは、この間、仕事のことを「とりあえず忘れる」ことが出来るため、最終まとめ学習の仕上げに集中できます。

休みを取らずにギリギリまで仕事を続け、仕事のトラブルに巻き込まれて、試験当日に試験どころではなかったということが無いように、出来れば試験直前に数日休みが取れる様に、仕事と休暇のスケジュールを早い段階から、計画しておきましょう。

9.学習計画スケジュール・時間編のまとめ

以上の8つのポイントをまとめると、「学習計画スケジュールは、試験直前の休暇を含めて考えておき、進捗管理と見直しが必要」、「朝勉できるように、どう工夫し時間を確保できるか」の2点を考えて行動することです。

この2点を制して、効果的な学習を継続できれば、試験当日に他の受験者との実力差がかなり付き、一発合格の可能性が高まります。

是非、学習の「計画スケジュールと時間」を制して、資格試験の合格を勝ち取ってください。

参考記事リンク1: 【資格受験対策】学習計画スケジュールの立て方 ~8つのポイントを紹介~

参考記事リンク2: 【資格受験対策】学習時間を短縮するアウトプット型の学習方法の効果

参考記事リンク3: 【資格受験対策】アウトプット型の学習で効果が出やすい資格とは

参考記事リンク4: 【資格受験対策】アウトプット型の学習方法に加えてインプット型の学習が必要な資格とその内容

以上

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