【環境問題】失われた日本経済!~地球温暖化・ダイオキシン・ゴミ分別・リサイクル・PCB・原発汚染水問題~

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環境管理・環境対策

環境問題は、私が社会人になった1990年頃から社会問題として取り上げられるようになりました。1997年には、地球温暖化問題を取り上げた京都議定書(COP3、第3回気候変動枠組条約締約国会議)で先進国の温室効果ガスの削減目標を定めましたが、今はあの盛り上がりはなんだったのかというほど、霞んでいます。

1970年代に、石油は、あと40年で枯渇すると報道機関が騒ぎ立て、私がエネルギー管理士を勉強した2000年頃にも、あと40年間の埋蔵量と覚え、2020年を迎える今でも、あと40年しか持たないと言っています。なんなのでしょうか?

それまでの芦尾銅山鉱毒事件、水俣病、四日市ぜんそくなどの実害に遭われた痛ましい公害事例を教訓に先人は高度経済成長との両輪で環境問題を解決してきました。

※日本の4大公害:水俣病、新潟水俣病(第2水俣病)、イタイイタイ病、四日市ぜんそくを指す。

1.環境問題と日本経済の衰退について

1991~1993年のバブル経済の崩壊以降は、日本人の可処分所得が消費税の影響もあり年収500万円から400万円に下がっています。この30年間、日本では地球温暖化・ダイオキシン・ゴミの分別・リサイクルなどの環境問題に踊らされて無意味な80兆円近くを投じ、結局、環境問題に力を注がなかったアメリカ人の所得は、500万円から1,200万円となり、日本人との所得の差も3倍に広がりました。

中国にもGDPで日本が抜かれたのは、人口のせいにする人が居ますが、アメリカと中国のGDPの伸びは、同じ傾きであるのに、日本だけ成長せず停滞しただけの話です。仮に、人口が理由であれば、アメリカもとっくの昔に抜かれています。

1990年以降に、アメリカでは、Google、Yahoo、Apple、Amazonなどの物の使い方の向上や購入の仕組みを作る企業が成功し、アメリカのGDPを押し上げてきたのに対して、日本は、利益を生まない無駄な環境問題に力を入れGDPは後退し、日本人の所得は停滞しています。

PCB(ポリ塩化ビフェニル)は、発がん性があるとは言え「カミネ油症事件(1968年)」以来、直接口から体内に摂取する可能性は、ありえない話であり、莫大な資金を投じ、PCBだけの処理施設(高濃度処理2023年3月、低濃度処理2027年3月以降解体)を作り且つ、廃棄物保管者にも高額な処理負担をさせる仕組みを作る必要があったのでしょうか?(税金無駄遣いの利権が絡んでいるのか?利権に絡んだ御用学者がいるのか?)⇒高温焼却し、体積が減った燃えカスだけを管理する施設を作るなど簡易な仕組みで済んだ話だったのではと感じます。欧米諸国では既に焼却方式で処理済みである。以下に記すが何種類もの処分方法を開発しているのは、日本だけである。

PCB無害化の処理方法を調べてみましたので、以下に記載します

2.PCBの処理方法

(1)焼却方式

1100℃、噴霧したPCBの炉内の滞留時間2秒、過剰酸素3%でテスト燃焼を行い、分解効率99.9999(6-ナイン)が確立されれば、処理が許可されます。
PCBは二酸化炭素、水、無機塩、焼却灰に分解されます。
欧米諸国では、主に高温焼却によってPCBが処理されており、既に自国内のPCB処理がほぼ終了している。しかし日本では、1975年の高温焼却が定められたが、同方式に対する周辺住民の不安の声が強く、かつてPCBを製造していた鐘淵化学工業での実績(1987~1989年)があるのみである。但し、PCB生産量に対して、現在の保管量が僅かであるため、PCB問題が発覚する前に、大多数のPCBが既に普通の焼却で処分されていたものと推定する 。

(2)脱塩素化分解方式

PCBの分子を構成している塩素とアルカリ剤等を反応させてPCBの塩素を水素等に置き換える方法。 アルカリ剤や触媒等をPCBと混合させ化学反応させることにより、PCBの塩素を水素などに置き換え、PCBではない物質にする方法。
脱塩素化反応であるため、ダイオキシン類等の副産物の生成がない。また、焼却と異なり、反応に由来するガスが発生しません。

(3)水熱酸化分解方式

超臨界水(温度と圧力を調整して反応性を高めた水で、液体でも気体でもない状態にした水です)や超臨界状態に近い水によってPCBを塩、水、二酸化炭素に分解してしまう方法。

a. 超臨界水酸化法

超臨界とは、臨界点を越えた状態のことを言い、水の場合は、374℃、218気圧を越えた状態の水を超臨界水と言います。
液体と気体の中間の様な物性であり、強い酸化力を持っています。この酸化力を利用してPCBを炭酸ガスと水、塩化水素(塩酸)にまで分解する方法です。PCB処理を行う場合は、650℃/250気圧以上の状態下で反応させます。

b.熱水分解法

超臨界の一歩手前の状態で処理を行います。超臨界状態とは異なり、液相と気相の区別が付きます。 水、酸素に炭酸ナトリウムを加えることにより熱水状態を作り出し、380℃、270気圧下をPCBを酸化分解させます。超臨界水酸化法よりも穏和な条件下で反応が進行し、また炭酸ナトリウムを加えるため、塩酸などの腐食性物質を生成しません。

(4)還元熱化学分解方式

還元雰囲気条件の熱化学反応によってPCBを塩、燃料ガスに分解してしまう方法。

(5)光分解方式

紫外線でPCBを構成している塩素を取り外してPCBを分解してしまう方法。 紫外線照射(波長250~300nm)によりPCBを脱塩素させ、残留する微量のPCBを貴金属触媒により効率よく分解させる方法です。

(6)ブラズマ分解方式

アルゴンガス等のプラズマ(気体分子が高度に電離した状態)によってPCBを二酸化炭素、塩化水素等に分解してしまう方法。

3.福島原発汚染水問題について

福島原発の事故後の汚染水(トリチウム水)にいては、保管場所がなくなってきたことを理由に、水で薄めて直接海に放水するという案があるようですが、ロンドン条約を鑑みて、科学技術立国である日本の技術者倫理に反した案であると感じます。⇒原発汚染水をこれ以上、福島原発の東電の土地に置けないだけの話であり、福島原発周辺の土地を買い上げてトリチウム濃度が雨水まで減衰し無くなる240年間、汚染水を保管する体制を整備することで、原発事故を引き起こした日本人として、他国や日本の将来世代に向けた責任を果たす必要があります。日本の経済状態が悪くなったから、水で薄めて放水するという考えは、技術者倫理やモラルの話であり別です。

4.今後の日本に願うこと(未来への希望)

戦前の日本は、発展途上にあり、ブラジルやアメリカ・カナダなどに移民として職を求めて移住した時代がありました。戦後の日本は、高度経済成長を遂げ1980年代までは科学技術立国として繁栄しました。現在ノーベル賞を取るほどの実績は、1980年代までの研究の成果であり、私を含めて今の30歳~50歳の世代は、1980年代までの日本の貯蓄により、日本人としてある程度恵まれた生活を送ることができました。

しかし、その後の日本は、この30年間で既存メディアに踊らされた結果、経済成長できなかったことで日本が失ったものは大きく、私の子や孫の時代には、日本から外国に出稼ぎの行く時代が到来します。これは前述したように先進国でありながら所得がアメリカと3倍もの格差が広がったことでも明らかです。現在、日本でのベトナム人の労働者(外国人労働者で中国人に次いで第2位)は30万人を超えていますが、将来は日本人が中国などの経済大国に出稼ぎに行きコンビニや家政婦などの就労で所得を得る時代が到来することが考えられます。

この失われた日本の30年間を教訓に今後の日本の環境問題は、必要のものにお金をかけ、無駄なものにはお金を掛けないメリハリが必要です。今は、政治家やメディアの、その場限りのポピュリズム思想や利権などが絡み、無駄なものにお金を掛けて、必要なものにお金をかけないチグハグな対応となっているように感じます。

※ポピュリズム(populism)(平民主義)(公民主義)(人民主義)(大衆主義)とは、一般大衆の利益や権利を守り、大衆の支持のもとに、既存のエリート主義である体制側や知識人などに批判的な政治思想、または政治姿勢のことです。日本語では大衆主義や人民主義などのほか、否定的な意味を込めて衆愚政治や大衆迎合主義などとも訳されています。

反日思想の既存メディアやジャーナリスト・教育者に影響を受けない、自分の頭で考えて行動できる真の日本人と誠実な技術者が育つ環境の日本を取り戻してほしいと切に願っています。

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以上


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