【資格取得】自助努力の成果を資産化する ~セルフヘルプで日本人の品格・技術力を高める~

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【資格取得】自助努力の成果を資産化する ~セルフヘルプで日本人の品格・技術力を高める~

 

各個人の「自助努力」の結集が日本の技術力の強化に繋がります。

 

これは、かつての社会主義国家で、国民のやる気や努力が削がれた結果、ソ連・東欧が崩壊していった事実を持ってしても明らかです。

 

しかし、「自助努力」といっても何をしてよいか、迷う人が大半だと思います。

 

私の場合は、資格取得にチャレンジするということで、「自助努力」を継続してきました。

 

読書も好きですが、そちらは趣味の範囲内であり、「自助努力」と言えるかは甚だ疑問です。

 

今回は、「自助努力(セルフヘルプ)」の大切さと「日本人の品格」について論じます。

 

 

1.「自助努力(セルフヘルプ)」の大切さ

 

 

イギリスのサミュエル・スマイルズ著作の『自助論』が出版されたのは、1859年です。

 

そんな時代のイギリスへ、幕末の日本から留学していたのは中村敬宇(けいう)であり、後にスマイルズの『自助論』を訳すことになりました。(訳本『西国立志編』1968年)

 

この本は、当時、福沢諭吉の『西洋事情』との並び日本始まって以来の大ベストセラーとなりました。

 

この『自助論』でスマイルの主張するところは、要するに自由です。

 

つまり自由であることをまず前提とし、その上で他人の力をあてにせず、自らを便り、自助努力をすることに尽きる、というものです。

 

自助努力をする人が多い国が結局のところ偉大な国であり、そういう人間が少ない国はつまらない国なのだということを、彼は無数の実例をもって示しました。

 

 

2.資格取得という自助努力を資産化する

 

しかし、自助努力といっても、近代社会においては、何をすべきでしょうか。

 

スマホのYouTubeが全盛する誘惑が多い現代社会において、はっきりした目標を定めチャレンジする資格取得によって自助努力することは、その成果として、合格後に資格が得られ、一生涯に渡り自分の仕事に活用できる「無形資産」であるとうのが、私の持論です。

 

無論、文明の力(りき)を利用する資格勉強として「スマホアプリ」や「オンライン通信講座」を活用することも藪坂(やぶさか)ではありません。

 

 

3.自助でない人に品格は生まれない

 

スマイルズは、『自助論』が大いなる反響を得た後、1971年に続編の『品性論』を書いています。

 

この中で、「自助」でない人にとっては、品性・品格は、関係ないとされています。

 

要するに、自分の両足で立っている人にしか、品性・品格を論ずる資格がないということです。

 

品性・品格を語ることのできる人間の前提はまさしく「自助」の人なのであって、他人の力を期待し、頼っているような人に、品性・品格が養われるはずがないということです。

 

自分の身の回りでも、努力しない人、判断基準を持ち合わせていない人、自立していない人に、品性・品格を感じる人は、存在しません。地位や役職の上下に関係なく、「自助」の人にのみ、人格者が多いと感じています。

 

 

4.品格とは何か

 

イギリスのスマイルズは、個人の「品性・品格」について、「それは人類最高の実現とし、人間性を最高に体現したものが個人の品性・品格である」という意義深い定義をしています。

 

具体的に、どのような徳目を上げているかですが、「真実」、「品行の良いこと」、「慈悲深いこと」、「ごまかしのないこと」、「勇気」、「美徳」、「善良さ」の7つがあり、これらを実践することから、品性・品格は生まれてくるとしています。

 

スマイルズは、「国としての品格は、自分たちが偉大なる民族に属するという感情から、その支持と力を得るものです。先祖の偉大さを受け継ぎ、先祖の遂げた光栄を永続させるべきだとう風土が、その国にできあがったときに、国家としての品格が高まる」(渡部昇一訳)としています。

 

 

5.日本人の品格

 

黒船が来たあたりからの日本人の品格について以下に、列挙します。

 

(1)19世紀頃の西洋人から見た日本

 

日本は他の東アジア近隣諸国とは比べものにならないくらい目にみえるところで清潔でした。玉川上水などの上水道がいたるところで整備され、都市の庶民でも24時間きれいな水を飲むことができました。日本に来た宣教師がもっと驚いたのは、日本という国は、お金が万能ではないということに気付かされた点です。日本の武士は、必ずしもお金持ちではない。一方、商人というのはたいそう金持であったが、金持ち商人が貧乏武士に威張ることができない。こういった金中心でない世の中を初めて見たといっています。しかし、今の日本は、西洋の金中心になってしまいました。

 

 

(2)日露戦争(1904~1905年)時の将軍の品格

 

奉天の戦いは、世界最大の戦いでした。そこでも日本軍は堂々と戦いました。

 

司令官の乃木将軍は、表情は決して動かさず鋼鉄のような顔をしていました。激戦による戦死者の多さに、苦悩のしわが額に刻まれていく。そんな乃木将軍も戦いの合間に作った漢詩のことを記者団から褒められると、なんともうれしそうな顔をしていました。戦いの修羅場においても、品性・品格を保ち続けるその姿に、外国の従軍記者らが皆心を打たれました。

 

また、乃木将軍なる人物の品格を彷彿させるもう一つのエピソードとして、旅順攻撃中に、長男は南山に、次男は二百三高地へ、必ず戦死するといわれている激戦地へ向かわせています。そしてある日、次男の死亡(長男は既に戦死)の知らせが彼のもとへ届きました。乃木将軍はちょっと部屋のランプをひねって暗くしました。そのとき涙を拭っていたかどうかは、分かりませんが、またランプをひねり部屋を明るくしたときには、全く何事もなかったかのようであったといいます。(2件ともアメリカ人従軍記者のエピソード)

 

 

今の政治屋では、考えられないような優れたリーダーの人格者たるエピソードです。

東京オリンピックで天皇陛下が御立ちになって開会宣言している横で、のうのうと座って寛いでいる菅義偉前総理大臣や小池百合子東京都知事には、恥を知れと言いたい。また、世襲議員の地盤継承により弱体化した政治家に対しては、世襲させたいのであれば、違う選挙区から出馬させろと言いたい。乃木将軍の一連の振る舞いや品格を今の政治家は見習ってほしいものです。

 

 

(3)東京裁判(東京リンチ)の屈辱

 

敗戦を迎ええた日本を待ち受けていたのが、東京裁判(極東国際軍事裁判)でした。

これは、国際法になんら基づかずに、占領軍の最高司令官であるアメリカ陸軍元帥ダグラス・マッカーサーの昭和21年1月19日付けによる特別宣言書に基づいて設定されたものです。

この裁判は、裁判という形式をとった占領行政措置であり、単に終戦処理の一形式で裁判官に中立国は入っていません。いわゆる東京リンチです。

 

 

東京裁判のねらいは、明治以来、特に昭和3年以降の日本がなしてきた全てを悪いものだと証明することにありました。そして悲しいかな、このねらいは、大いに成功したといえるでしょう。

 

国家の品格というのは、歴史に対する誇りからしか生じないことをスマイルズは論じています。

このことからすると、国の偉業を全部否定し、抹殺しようとした当時のマッカーサーの日本に対する悪意は驚くべきものです。

しかし、そのマッカーサーも、朝鮮戦争後は明治以来の日本の見方をすっかり変え、先の大戦につても、日本にとっては自衛戦であったとアメリカ議会で証言し、認めるに至っています。公式の場で述べられているにもかかわらず、日本のマスコミや教育界の主流は、東京裁判史観を持ち続ているという状況です。東京裁判後に、公職追放があり、その後の公職には、東京裁判に肯定的な考えを持った人が多く付くことになりました。特に大学やジャーナリズムに左翼の人が流れ込んだことが、日本の品格を著しく低下させました。彼らは、行く行くは、日本を転覆させ、革命共産化を目論んでいます。

 

 

6.品格ある日本国民への道

 

品格ある日本を取り戻すには、真の歴史の理解、歪んだ戦後処理からの脱却ととらえることができます。

すなわち、正当な歴史教育に始まる自国の歴史への認識です。

歴史の真相を知ることで、本当の自国の姿をとらえ、その上で、自国は誇りを持つに値するものであることが何よりも必要です。

 

 

「武の伝統」を日本人からなくしたことが、日本の品格を貶めるに至った戦後の欠陥といえます。

スマイルズは、決して軍国主義者ではありませんでしたが、品性・品格の根幹を成す歴史の誇りは、軍人に一番よく現れるものであるということをいっています。乃木将軍のエピソードからもそれを物語っています。

 

 

「武の伝統」は何も、自衛隊だけが持ち合わせる品格ではなく、政治、企業、官僚にも必要です。日本では、江戸時代から商人にも「商人道」なるプライドが根付いていました。根幹は、「ごまかさない」、「約束を守る」、「イエスといったら仮に証文などなくとも守り通す」という伝統がありました。

 

日本の品格を再生させるためには、正当なる「武の復権」、「武士の伝統の再認識」をする必要があります。

戦後の金は出すけれども、命は勘弁して欲しいとうのでは、日本国としての品格などいつになっても、復活しません。日本が中共に乗っ取られる前に、現状を自覚し、品格をもって国難にあたるべきです。

 

 

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以上

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